石山寺納涼縁日涼し夏(すずしげ)黒方(お香)制作
Mariho
紫式部ゆかりの寺、石山寺。今日は雑誌『墨』の取材で『石山寺蔵虚空菩薩念誦次第』を拝見させて頂くため、お伺い致しました。
寺の境内の参道には、ミストシャワー。クマゼミの声と共に、爽やかな涼しさに包まれ、お心遣いにホッとします。折しも、境内では、「納涼縁日涼し夏」というイベントが開かれていました。
輪投げや、金魚すくい、更にお香の調合体験が行われていました。黒方という薫香の制作。黒方は、源氏物語にも出てくる香りですが、なんといっても『今昔物語』の平中の話が強烈です。
平中は(本名平定文)平安時代のプレイボーイ。聡明な美女、侍従の君に猛烈アタック!しかし、全く振り向いてもらえませんでした。恋心が募った平中は、彼女の排泄物を見れば幻滅してこの思いを断ち切れるに違いないと思い詰めます。侍従の従者から、彼女の桶箱(トイレ)から運んだ排泄物(筥)を強奪。心をきめて開けてみると、なんと悪臭どころか、素晴らしい香!排泄物までこんなに素晴らしいなんて!平中の恋心はさらにつのります。実は、中には尿に見立てた、丁子を焚いた煮汁、排泄物に見立てた、薫香の黒方が、入っていたのです。実は、平中の企てを察知した侍従が、予め仕組んでいたこと。そのことが後でわかり、平中は、病にかかり病死してしまうのでした。なんだか可愛いそうですね。
その黒方がこちらです。

なんだかそう思ってみると、、、
黒方の作り方は、またエトセトラで、解説します。
ABOUT ME
.jpg)
