旅の扉

立てば芍薬、座れば牡丹

Mariho

鶴岡八幡宮の牡丹園に来ました。正月牡丹が盛りを迎えていました。中国から寄贈された太湖石と共に様々な銘をもつ牡丹。レースのような白い花びらが風に靡く扶桑司、淡いピンクの千代椿どれも美しく咲きほこっていました。

扶桑司

牡丹は、奈良時代、日本に渡来したといわれますが、万葉集には牡丹は歌われていません。平安時代「菅家文草」(900年)4巻、法花寺白牡丹には白牡丹の清浄な美しさが詠ぜられています。牡丹は、仙人のいる庭がふさわしいとあります「源氏物語」には、牡丹は出て来ませんが、「枕草子」143段には、『台の前に植ゑられたりける牡丹などのをかしきこと』とあります。紫式部も当然目にしていた牡丹ですが、なぜ出てこないのでしょう?牡丹にたとえた姫君が登場しても良さそうですが、紫式部の美意識に合わなかったのでしょうか。それともあえて書かなかったのでしょうか。

境内には、実朝桜も植えられていました。

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「書道一推し‼️」 私は、人生を書道と共に歩んできました。 断言出来ることは、最高に面白い‼️ということ。 これからその書道の魅力の数々を、これまた大好き❤な平安時代と共に作品を通して、お伝えしていきます。 書道嫌いと思っているあなた!書く時代は終わったと思っているあなた!是非ご一緒に扉を開けて下さい!全ての始まりの新年、さあ、ご一緒に‼️
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