鎌倉・鶴岡八幡宮流鏑馬
Mariho
2025年9月16日、鎌倉の鶴岡八幡宮において、恒例の流鏑馬が行われました。例年、例大祭が9月15日、その翌日の9月16日に流鏑馬が行われています。
段葛を通り、鶴岡八幡宮に入ると、参道横で鎌倉囃子が祭りの気分を盛り上げます。平日なのにインバウンドも含めて見物客がまあ多いこと…

天気は快晴。太陽が照り付けます。まず13時より.正面の舞殿において、神事が執り行われました。神職の方が祝詞をあげると共に、侍装束の奉行もまた祝詞を奏上します。舞殿上には、3名の射手の方々も。神事終了とともに、3名は鎌倉時代の狩装束の上に、箙(えびら)を着用、弓矢を持ちます。その凛々しいこと。。。
本殿に並行に作られた馬場の幅は、2メートル弱。その狭さに驚きました。1回目の射手は3人。まずは、小笠原流弓馬術の家元が、1番目の射手。全長260メートルにも及ぶ馬場を全速力で疾走し、3つの木の的を見事3枚とも射抜きました。他のお二人の流鏑馬も見事でした。これで終わりではなく、その後に約20名の方々による騎射も、3グループに分かれて行われました。
そのスピード感、『えーやー』という掛け声、馬の力強い蹄の音、矢を射る音、的の木を撃ち抜く鋭い音、そして馬の上で微動だにせず、姿勢良く、安定した体幹の美しさ。日々の鍛錬の賜物と強く感じました。
観客は、感嘆の声とともに、盛大な拍手を送ります。鎌倉武士の精神性や鍛錬ぶりを感じる貴重な機会となりました。


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