旅の扉

梅花香る北鎌倉

Mariho

白梅が咲きはじめた、北鎌倉、東慶寺に行って来ました。こちらは皆様ご存知の縁切り寺。      松ヶ岡文庫、そして哲学者の西田幾多郎、鈴木大拙、和辻哲郎、田村俊子、野上弥生子(敬称略)のお墓があることでも有名です。松ヶ岡文庫は、昭和20年北鎌倉松ヶ岡に設立され、翌21年2月財団法人として認可を受けて発足しました。文庫の設立は、かつて大拙の師であった釈宗演老師(1857-1919)によって発案されたものであり、松ヶ岡文庫の設立のひとつには、宗演老師生前の志を実現し、鎌倉の地に仏教研究の一拠点を作ろうということがありました。残念ながら文庫の入り口は、立ち入り禁止になっていて、入ることができませんでした。竹林を越え、左手には岩波文庫の設立者岩波家のお墓、そして今回の目的の西田幾多郎博士のお墓。西田幾多郎博士の墓には、寸心居士と彫られていました。そしてすぐそばに鈴木大拙先生のお墓。石川県の生んだ知の哲人、同級生のお二人が、共に名を残す偉業を成し遂げ、共に北鎌倉の地で眠ることは素晴らしいこと、奇跡のようなことだと思いました。石川県で西田幾多郎記念館、そして鈴木大拙記念館共に訪ねましたが、こうしてお墓までお参りできたことに感動しました。西田幾多郎博士には、先生の歌を書作品にさせて頂いたことのご挨拶をしました。  『わが心深き底あり 喜びも憂ひの波もとどかじと思ふ』

西田幾多郎博士の歌

お墓参りの後、東慶寺出てすぐ右にあるコーヒーショップ吉野で、美味しいコーヒーをいただきました。窓の外には、雪が降り始め、紅梅の上に降り積もり美しい情景を堪能しました。

ABOUT ME
Mariho
Mariho
「書道一推し‼️」 私は、人生を書道と共に歩んできました。 断言出来ることは、最高に面白い‼️ということ。 これからその書道の魅力の数々を、これまた大好き❤な平安時代と共に作品を通して、お伝えしていきます。 書道嫌いと思っているあなた!書く時代は終わったと思っているあなた!是非ご一緒に扉を開けて下さい!全ての始まりの新年、さあ、ご一緒に‼️
記事URLをコピーしました