旅の扉

吉野の桜を訪ねて

Miyako

念願の吉野山に行ってきました。

今年は桜の開花が早く、しかも4日前の雨風で上千本までほぼ散ってしまったというので、最後の奥千本に望みを託して出発しました。

まずは金峰山寺の蔵王権現にお参りです。

蔵王堂

ご本尊の金剛蔵王大権現を拝観。参拝者ごとに小障子で仕切られた席に案内され、平安時代の局のようでした。

その局から見上げた権現様の迫力あるお姿には大感動!仏像の造形と青の彩色の美しさは圧巻でした。

次の吉水神社の展望台は一目千本の名所ですが、ここでの眺望はあきらめ、奥千本を目指します。上千本から運行しているバスに乗りました。

奥千本の金峰神社への入口には修行門とあり、キツイ坂道が続きます。

修行門

その額めがけて雲間から光が射しているのは神様のご加護でしょうか?

ここは奥千本の西行庵です。桜を愛した歌人西行の庵で、立て看板に書いてある歌の一つがこれ。

 吉野山花のさかりは限りなし青葉の奥もなほさかりにて

この歌の通り、ここの山肌には一面に満開の桜が咲いていました。

最後にやっと出会えた桜の花は、植樹して間もない若い木々です。

吉野山は白山桜(しろやまざくら)が多いそうで、全体的に白っぽいですね。これが平安貴族たちが愛した山桜🌸だと思うと感慨も一入です。

ところで藤原道長が金字経を埋納した金峯山山頂の寺は現在の大峰山寺で、奥千本よりさらに奥の山上ヶ岳にあります。そこまでは鎖場もある険しい登山道で、現在も女人禁制の修験道の霊場なので、とうてい行けません。

けれど今回は道長が参詣途中で宿泊した蔵王堂に行き、権現様と満開の桜にも逢えたよい旅になりました。

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平安文学と出会ってその世界に魅了され、読み続けています。1000年前に確かに生きていた人の息遣いを感じると心が震えます。自然や人を深く愛した日本文化を大切に、そして一緒に楽しみましょう!
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