推しの扉

推しと言っていいのか? 花山天皇

Miyako

平安時代の歴代天皇の中で特にキャラの強い人。父の冷泉天皇は精神病を患っていたことが知られますが、息子も奇矯な振舞いが多く、正常か異常かの判断がつきにくい様子だったようです。

彼は17歳で即位して天皇になりますが、兼家の計略によって2年で退位。(ネタバレ御免)。花山院となった後もいろいろな女性のもとに通ったり、出家して法皇となり熊野大社に何十回も詣でたりしているので、体力が有り余っていたのかな。

そんな彼の推し要素はマルチな文化的才能です。3番目の勅撰集である『拾遺和歌集』を自ら撰者となって作り、絵画や造園などにも才能を発揮したとか。芸術家の一部の人種は一般人には理解しがたい振舞いをして世間を驚かせることがありますが、彼もそんな気質だったのかもしれません。

今、大河で本郷奏多が演じている師貞(もろさだ)親王が花山天皇になりますが、彼の演技が妙にはまってるなあ、と感心して見ています。下品な発言も記録に沿っているので面白く、他の人物とは違う意味での推し人物です!

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平安文学と出会ってその世界に魅了され、読み続けています。1000年前に確かに生きていた人の息遣いを感じると心が震えます。自然や人を深く愛した日本文化を大切に、そして一緒に楽しみましょう!
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