創作の扉

紫式部にとっての書くということ

Mariho

光る君のドラマの中でも、紫式部が、『書くということ』へ思いを巡らす場面が度々出てきます。『源氏物語』を生む紫式部の『書くということ』への考えを探ることは、紫式部の美意識の根源に迫ることではないでしょうか。源氏物語『梅枝』の中に紫式部のかな文字への思いが書かれています。「よろづのこと、昔には劣りざまに、浅くなりゆく世の末なれど、仮名のみなむ、今の世はいと際なくなりたる。 」(すべての事が、昔に比べて劣って、浅くなって行く末世だが、仮名だけは、現代は際限もなく発達したものだ。)美意識の高い紫式部が認めた紫式部時代の仮名。残念ながら確実なものは残っておりません。しかし紫式部時代より後にはなりますが、平安時代のかな書道の名品が数々残っています。源氏物語の登場人物の筆跡の記述から、数々の平安時代古筆を手がかりに、姫君達の筆跡をこれから探っていきたいと思います。

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「書道一推し‼️」 私は、人生を書道と共に歩んできました。 断言出来ることは、最高に面白い‼️ということ。 これからその書道の魅力の数々を、これまた大好き❤な平安時代と共に作品を通して、お伝えしていきます。 書道嫌いと思っているあなた!書く時代は終わったと思っているあなた!是非ご一緒に扉を開けて下さい!全ての始まりの新年、さあ、ご一緒に‼️
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