旅の扉

葵祭リポート Part3賀茂神社

Miyako

京都御所を出発した行列が向かった下鴨神社と上賀茂神社のリポートです。

下鴨神社境内に続く糺の森は、甲子園球場3個分の面積の原生林とか。

下賀茂神社の正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)です。ここで社頭の儀を終えた行列は、いったん昼休みに入ります。

楼門は重要文化財です。堂々たる朱塗りの門ですね。

こちらは中門。この中に13の小さな社が建てられ、さらに奥に本殿があります。

糺の森の馬場で、行列再出発前の走馬の儀(そうまのぎ)が行われました。新緑がとても奇麗です。

この白馬は元気一杯で、一番早く走りました。

糺の森に鎮座する河合神社。玉依姫命を祀っているので、女性守護・美麗の神とされます。

鏡絵馬に理想の顔を書いて奉納します。可愛いお顔が並んでいますね。美人水と銘打ったカリンジュースも売られていました。

上賀茂神社手前の橋のたもとで斎王代列最後の牛車が止まっています。牛がとうとう疲れたようです。

牛童も心配そう。朝、出発してから6時間もたっています。

ようやく上賀茂神社に到着。位の高い女官は着物の裾を広げて鳥居に入って行きます。

石碑には賀茂大社の文字。正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)です。

2024年の葵祭も無事終了。参加者の皆さんも牛馬さんたちも大変お疲れさまでした。平安時代には翌日も斎王が斎院に帰る行列が行われ、清少納言はそれを紫野で見たという記事が『枕草子』に載っています。

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平安文学と出会ってその世界に魅了され、読み続けています。1000年前に確かに生きていた人の息遣いを感じると心が震えます。自然や人を深く愛した日本文化を大切に、そして一緒に楽しみましょう!
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