道長がいい人過ぎる件など
Miyako
大河で主役級の人物だからとわかってはいるのですが、中関白家びいきの立場からはドラマの展開がちょっと辛いなぁと思うこの頃です。そこで、憂さ晴らしに道長の悪口を少し書いてみますので、悪しからず……。
たとえば先週の弓争いの場面です。元ネタの『大鏡』では、一方的に「自分の家から帝・后が立つなら矢が当たれ」と言って弓を射たのは道長で、続いて「自分が関白・摂政になるなら矢が当たれ」と言って、二本とも真ん中を射抜いたとあります。
一方の伊周は道長の言葉に圧倒されて的を外し、伊周が二本目の矢を射るのを道隆が止めて、その場は険悪な雰囲気になってしまったと書かれています。大河の場面と比べると、道長の方が自信家で空気を読まない人物になりますよね。
また、大河では道隆の身内びいきが問題にされていますが、父親の兼家は自分の家のために、もっとあくどい手を使ったのに、誰も干渉しませんでした。というより誰も何も言えなかった? つまり道隆には兼家ほどのカリスマ性はなくて、後継ぎの長男として父親に与えられた道を行くしかなかったのでしょう。
それなのに一人で強引な独裁政治をする悪者にされているので、道隆のイメージが世間一般的に悪くなることがとても残念です!大河の影響力は強いので……
そもそも後に身内同士の結婚を重ねさせて、何代もの天皇の外戚の位置に居座るのは道長であり、彼には言われたくないよねと思ってしまいます。はい、少しすっきりしました!
話を変えて、道長の妻の倫子さん、夫の思い人の存在に気付く鋭さと、その時の笑いにはゾクッとしました。この先、道長とまひろの関係に気づくのは必定と思われます。そこで倫子さんを密かに推そうかなと今考えています。猫も可愛いですしね。
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