鶴岡八幡宮の乞巧奠(きっこうでん)
Mariho
今日は七夕、あいにくの曇り空でしたが、鶴岡八幡宮では夕刻から七夕祭が開かれました。大勢の観客の中、宮司さんのおごそかな祝詞、優雅な巫女舞などの神事がひと段落すると、鶴岡幼稚園の園児たちが舞殿に登場、可愛らしく踊りと歌を披露してくれました。
そして、一連の催しが終わった後、捧げられていたお供え物が観客にも披露されます。なんと、お供え物は乞巧奠(きっこうでん)に倣ったものだったのです。乞巧奠(きっこうでん)とは、平安時代に中国から伝わった星祭りで、織姫と彦星に裁縫や詩歌・機織りなどの技芸上達を願う宮廷の行事です。
明治以降、乞巧奠(きっこうでん)の習わしはほとんど途絶えてしまったと言われていますが、今なお冷泉家では旧暦7月7日にこの儀式を行っているとか。そして鶴岡八幡宮では、この冷泉家の儀式に倣って、七夕祭当日に限り乞巧奠(きっこうでん)のお供え物を観客に公開しています。
五色の糸、海の幸・山の幸、螺鈿装飾がきれいに施された琵琶と琴、そして角盥(つのだらい)とそこに浮かべるべく用意された梶の葉など、雅な平安時代を感じさせる夕べでした。




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