えとせとら

ノジギクを訪ねて〜牧野記念庭園

Miyako

牧野富太郎博士が発見したノジギクは、日本原種の野菊です。平安文学に登場する菊はこれに違いないと思い、花の咲く時期を見計らって牧野記念庭園を訪れました。

練馬区大泉学園にある区立牧野記念庭園は、もともと博士が晩年に暮らした住居跡地で、博士は採集したり取り寄せたりした植物を庭に植えて観察していたそうです。

初冬で多くの草花が枯れている中、可憐な白い花を咲かせているのがノジギクでした。

想像していたより花も茎も細やかで、でも背丈が高い野草です。

庭園内に牧野富太郎の書斎と書庫の一部をそっくりそのまま復元した展示室があり、これがとても見応えがありました。

牧野博士は色とりどりの洋書の中であちこち本を探したり庭に飛び出したり、蝶のようにひらひら動き回りながら植物研究に没頭し、94歳で亡くなられたとか。そんな博士にあやかって、庭園内で販売されているご長寿珈琲をいただきました。

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平安文学と出会ってその世界に魅了され、読み続けています。1000年前に確かに生きていた人の息遣いを感じると心が震えます。自然や人を深く愛した日本文化を大切に、そして一緒に楽しみましょう!
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