清少納言と紫式部
Miyako
ライバル関係にあって、性格も対照的だと言われる清少納言と紫式部ですが、大河では仲良く登場していますね。
2人が直接会って話すことは実際にはなかったはずですが、もし会っていたら案外気が合ったかもしれません。
というのも、2人には共通点が多いからです。中流貴族の娘に生まれ、母親は早く亡くなったらしく、文才のある父親の傍で育って優れた教養を身につけたこと。
地方長官の職を得た父親と共に数年を地方で暮らし、結婚して子供を産んだ後に夫と別れて宮中で働く女房になったこと。
そして后に仕えながら後世に残る文学作品を書き残したことです。結婚だけで満足している女性を批判する清少納言の考え方は、紫式部にも共感できたのではないでしょうか。
そんな共通点の多い2人だからこそ、相手の生き方が気になったように思います。大河でも後に清少納言を目の敵にする紫式部が描かれるとしたら、ちょっと寂しいなぁ‥
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